【FP3級体験談】3児ママが実践したスキマ時間で合格する方法

お金
お悩み女性
お悩み女性

FP3級の資格を取得するのって難しい?
子育てしながらでも勉強できる?

お金の教養と呼ばれて、注目されているFP(ファイナンシャルプランナー)の資格。

子育てや家事、仕事に追われて時間がないなかでも、FPの資格を取りたいと考えている方は多いです。

でも、実際にどうやって勉強すればいいのか悩みますよね。

筆者は3人の子どもを育てながらFP3級を取得し、その後FP2級にも合格しました。ポイントはスキマ時間を活用すること。金融知識ゼロからのスタートでしたが、時間の使い方を工夫し、子育てや仕事で忙しいなかでも無理せず学習を続けることができました。

この記事では、忙しい毎日を送る方に向けて、FP3級合格までに実践した学習方法や体験談をご紹介します。

子育てや家事、仕事の合間でも、学びを諦めなくて大丈夫です。

FP3級にチャレンジしたいけど「合格できるか不安」「どう勉強すればいいか分からない」という方へ、この記事がお役に立てれば嬉しいです。

はじめまして!ちょびです。
15歳年上の夫と3人のこども(7歳、5歳、3歳)、義母+ねこと一緒に暮らしています。

ある日、「家計が大赤字・・・」ということに気が付き一念発起。金融知識ゼロの超初心者がお金と人生の勉強をはじめました。
プロフィールはこちら

FP3級は初心者でも勉強すれば合格できる

結論から言えば、子育てや仕事をしながらでも、FP3級は合格できる可能性が高い資格です。

なぜなら、試験の難易度が比較的やさしく、試験内容も「保険」や「年金」など、生活に直結しており、理解しやすいからです。

たとえば「ライフプランニングと資金計画」では、年金や社会保険の基本を学べます。自分がどの制度に加入しているのか、将来どのくらいの年金がもらえるのかを知るきっかけになります。
「リスク管理」は保険の基礎。見直しのヒントにもなります。
「金融資産運用」では、NISAや投資信託など、ニュースでよく聞く金融用語が身近に感じられるようになります。
このように、試験科目はすべて実生活に直結しているのがFP3級の大きな特徴です。

そして、合格までの最大のポイントは「スキマ時間をどれだけ有効に使えるか」です。

限られた時間の中でも、工夫をすれば初心者でも十分に合格が目指せます。

FP3級の難易度は国家資格の中では比較的やさしい

FP3級では、お金の基礎知識が広く浅く学べます。出題範囲も実生活に活かしやすい内容ばかりです。

国家資格の中では合格率が高く、難易度は低いといわれています。

  • FP協会が実施するFP3級試験の合格率は80%以上ある
  • 主婦や学生、会社員など、受験者層は幅広い
  • 金融知識ゼロからでも学習を始められる

そのため、育児や家事で忙しい人でも、取り組みやすい国家資格といえるでしょう。

特に受験資格が不要なため、「お金の勉強は初めて」という人にも取り組みやすい点が魅力です。金融知識がまったくない状態から始めても、十分合格を目指せます。

〈試験内容は6科目〉ライフプランから相続まで幅広く出題

FP3級で学ぶ内容は、以下の6科目です。

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業承継

試験範囲は幅広く、タックスプランニングは税理士、不動産は宅建士(宅地建物取引士)など分野ごとに専門職があるような科目を総合的に学びます。

ですが、FP3級では基礎レベルで総合的に学ぶため、初心者でも始めやすい内容になっています。「難しそう」と感じる方も、自分の生活に当てはめてみると理解しやすいでしょう。

「病気で働けなくなったときにいくらもらえるのか」
「自分の年金額はいくらになるのか」

FP試験では、日常生活と直結する問題が多く出題されます。

自分の生活と結びつけて考えることでスムーズに知識が身につきます。

勉強方法は「動画」と「問題集」の2つだけ

私が実践した勉強法は、次の2つだけです。

  • 動画でインプット
  • 問題集でアウトプット

基本の流れは、「動画で学ぶ→問題を解く→間違えたところを動画やテキストで復習→再び問題を解く」というサイクル。

インプットとアウトプットの繰り返しを行い、理解を深めていきました

使用した問題集は、たった1冊のみです。他の問題集は使わず、この1冊を完璧に仕上げる意識で取り組みました。

YouTube動画で全体の流れをつかむ

私がFP3級の勉強に使っていたYouTubeチャンネルは、以下のとおりです。

ほんださん / 東大式FPチャンネル

おすすめは、〈FP3級爆速講義〉という動画。

各分野を約90分でまとめて解説しているため、全体像をつかむのに非常に役立ちました。

現在は項目ごとに10〜20分程度の動画が約40本に細分化され、苦手な分野や間違えた問題の復習にも使いやすくなっています。

私が動画学習で実践していたことは、以下の3つです。

  • 動画1回目:1分野を通して見て、全体の内容をつかむ
  • 動画2回目:講義内容をノートに書き写す
  • 動画3回目:間違えた問題や苦手な分野のみ復習

最初の2回で全体を理解し、3回目以降は必要に応じて復習に使っていました

ノートを取る目的は、手を動かして内容の理解を深めるためです。とはいえ、動画をみながらノートを取るのは大変で字が雑になります。ですが、誰にも見せないノートなので、キレイに書こうとせず、走り書きで十分です。

人がいない場所であれば、ブツブツ声に出しながら書き写すこともおすすめです。

目と耳の両方から情報を取り入れ、記憶に残りやすくなります。

問題集を繰り返し解く。復習は動画とテキストで

私が使用した参考書と問題集は、以下の2冊です。

  • 『みんなが欲しかった FPの教科書 3級』
  • 『みんなが欲しかった FPの問題集 3級』

学習方法はとてもシンプルです。

「問題を解く→点数をつける→間違えた問題をチェック→動画やテキストで復習→もう一度問題を解く」

この流れを6分野すべてで繰り返します。

実技試験の問題は、「きんざい」と「FP協会」の2種類があります。私はFP協会を受験する予定だったため、きんざいの問題には取り組まずFP協会の問題に集中しました。

他の教材には手を出さず、「この1冊で100点を目指す!」という気持ちで、繰り返し解きました。暗記に頼るのではなく、考え方や仕組みの理解を意識することで知識が身につきやすくなります

【体験談】子育て中でもできたFP勉強方法

私がFP3級の勉強をしていたときは、3人目の育休中でした。

平日は上の子2人を保育園へ送り、日中は下の子のお世話をして児童館や公園へ行く毎日。夫のサポートがなければ、1人の時間はほとんどありませんでした。

「時間がない!」と感じる毎日でしたが、少しの工夫で乗り切ることができました。

未就学の子ども3人と過ごしながら、FP3級に合格した勉強方法をお伝えします

1日のスケジュール

FP3級の勉強をしていたときの平日のスケジュールです。
土日は保育園に行かないので、日中のほとんどは子どもと遊ぶ時間になります。

6:00 起床・朝の準備

7:00 朝ごはん

8:30 保育園に送る

9:00 下の子と児童館・公園

12:00 昼食

13:00 家で遊ぶ

14:00 お昼寝(この時間が勉強タイム)

15:00 おやつ

16:00 保育園お迎え・帰宅

17:00 お風呂

18:00 夕食

20:00 就寝

勉強にしっかり集中できたのは、子どもがお昼寝をする1時間程度

それ以外にも、家事の合間や子どもが寝たあと、子どもたちだけで集中して遊んでいるタイミングなど、スキマ時間を見つけて勉強していました

スキマ時間を活用した勉強方法のコツ

子育てや家事の合間に実践していたことは、3つあります。

忙しい毎日でも、スキマ時間を活用して勉強を無理なく続けることができました

  • 子どもが昼寝中は、動画+問題集での勉強
  • 料理や掃除など、家事をしながらYouTubeを聞く
  • 子ども同士で遊んでいるすきに、参考書を読んだり問題集を解いたりする

勉強時間はあえて決めず、「できるときに、できるだけ」というスタンスで取り組んでいました。勉強を続けられた理由は、Youtubeを活用した耳学習にあります。BluetoothイヤホンでYouTubeの音声を聞きながら料理や洗濯をしていました。

家事をしながら学べることで、「時間がなくて勉強できない」という悩みから解放されました

勉強時間がないときはパートナーの協力を得る

子育てや仕事、家事などで、気がつけば1日が終わってしまったということはよくあります。

どうしても時間が確保できない場合は、パートナーの協力を得て、学習時間を作ってもらうのも1つの方法です。
1日の役割のうち、任せられることがあれば思い切って頼ってみましょう。

  • 子どもと遊ぶ
  • 子どもの寝かしつけ
  • 食器洗いや部屋の片付けをお願いする
  • 洗濯物を干す、たたむ作業を分担する

「30分だけ交代してほしい」など具体的なお願いをすることで、協力のハードルも下がりました。

30分や1時間でも自分の時間があれば勉強はスムーズに進みます。子どもが起きている間は勉強が難しいため、寝たあとや朝起きる前の時間帯もおすすめです。

また、「今日はムリだな」と感じる日には、休むことも大切にしていました。スキマ時間を見つけて、無理ないペースで取り組むことが継続のコツです。

まとめ:子育て中でもFP3級は合格できる!スキマ時間を活用しよう

FP3級は、子育て中でも十分に合格できる資格です。

スキマ時間を上手に活用し、無理のないペースで学習を継続することがポイントです。

学習方法は、「インプット」と「アウトプット」の繰り返しが基本。

丸暗記よりも内容を理解することに時間をかけることで、生活に直結する内容としてイメージが湧きやすく、知識が身につきやすくなります。

「時間がないからムリ」と諦めるのではなく、コツコツと学習を続けていけばきっと合格できます。FP3級の学びは、将来のお金に対する不安を軽くする大きな一歩になるかもしれません。

FP資格を取得して活かせることは、【体験談】FP資格は意味がない?くらしに活かす3つの方法で解説しています。

これからも「昨日より今日をラクにする」を目指して情報発信していきますので、「ちょびのブログ」を楽しんでいただけたらうれしいです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました